中国政府で新型コロナ対策を担当する副首相が「概念を変え、感染予防と制御から治療に重点を移す」と発言しました。「ゼロコロナ」政策から感染拡大を前提とした対応に方針転換したものとみられます。
中国の孫春蘭副首相は政府の新型コロナ対策を担当していますが、国営の中央テレビによりますと、13日、北京の病院などを視察した際に孫氏は「概念を変え、感染予防と制御から治療に重点を移す」との方針を示しました。そして「国民に医療と治療薬を提供することが当面の急務だ」と発言したということです。
中国政府は先週、大規模なPCR検査を行わない方針を発表。これに伴い感染者の把握が困難となり、事実上「ゼロコロナ政策」は機能しない状態です。
こうした中の孫氏の発言は、「ゼロコロナ」政策を事実上放棄し、感染拡大を前提とした対策に切り替えることを宣言したものと言えそうです。

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