タイのタクシン元首相が過去に実刑判決を受けながら、病気療養を理由にして以降、収監されなかった問題をめぐり、最高裁はさきほど、禁錮1年の実刑判決を言い渡しました。現地から中継です。
判決はいまから40分ほど前に言い渡されましたが、法廷内にいた現地メディアの記者によると、タクシン元首相はとても緊張した様子で、両手でこめかみをおさえていたということです。
この裁判は、タクシン氏がおととし、実刑判決を受けて収監された直後に入院し、そのまま仮釈放となっていたことが妥当な措置だったのかについて、最高裁が審理していたものです。
現地メディアによりますと、最高裁はさきほど、不適切な措置だったとして、タクシン氏に禁錮1年の実刑判決を言い渡したということです。
法廷から出てきた家族らのなかにタクシン氏の姿はなく、刑務所に再び収監される見通しです。

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