158人が死亡した韓国ソウル・梨泰院の事故をめぐって、遺族たちが自主的に、犠牲者の遺影や実名を示した焼香所を現場近くに設置しました。
記者
「事故が起きた現場近くの広場には、亡くなった人たちの遺影が掲げられています」
今月新たに発足した「遺族協議会」は14日、遺族の同意を得た犠牲者76人の実名入りの遺影を掲げた焼香所を事故現場近くの広場に設けました。
韓国政府は事故直後、臨時の焼香所を設置しましたが、遺影や名前が示されなかったことに一部の遺族が不満を抱いていて、今回、自分たちで改めて追悼の場をつくった形です。
遺族の男性
「子どもたちが姿を現し、追悼らしい追悼を受けられるようになりました」
一方、韓国の通信社・聯合ニュースによりますと、12日夜、梨泰院での事故に巻き込まれけがをした高校生が、ソウル市内の宿泊施設で死亡しているのが見つかりました。
高校生は事故で友人を亡くしていたということで、聯合ニュースは警察関係者の話として、“自殺と推定され、遺族の希望で司法解剖が行われなかった”と報じています。

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