アメリカのトランプ大統領は、関税収入を財源に120億ドル、日本円で1兆8700億円規模の農家に対する経済支援を行うと発表しました。

トランプ大統領
「農家に対して経済的な支援を行う我々は農家を愛している。偉大な人々であり国家の基盤だ」

トランプ大統領は8日、農業関係者らを招いた会議で、高騰する肥料代や人件費などへの対応を名目に関税収入を財源として農家に対する120億ドル規模の経済支援を行うと発表しました。

また、トラクターなどの農業機械の価格高騰について「不要な環境規制が原因だ」などと批判し、環境規制を緩和して農業機械の価格を引き下げると訴えました。

農家はトランプ大統領の有力な支持基盤ですが、トランプ関税をめぐる混乱で大豆農家などの収入が落ち込み不満が高まっていることから、来年の中間選挙に向けて支持回復を狙ったものとみられます。