中国がシェアをほぼ独占している「レアアース」をめぐり、G7=先進7か国はリスクの最小化に向けて供給網を強化することで一致しました。

8日、オンラインで開催されたG7財務大臣会合では、中国が採掘で7割ほど、精錬で9割以上のシェアを占める「レアアース」について議論を行いました。

会合の後、片山財務大臣は中国を念頭に「人権や環境、ガバナンスなどの基準を軽視して、価格競争力を得た重要鉱物が市場で独占的な地位を占めることは決してあってはいけない」と強調した上で…

片山さつき財務大臣
「G7として深い懸念を表明し、サプライチェーンを多様化し、リスクを低減するべきであるので、それに向けて協力するということを正式に約束をいたしました」

このように述べ、レアアースの供給網強化に向けて共同声明をまとめたことを明らかにしました。

年内にも再び会合を開催し、詰めの協議を行うということです。