(ブルームバーグ):米太平洋岸北西部では8日以降、海上から大量の水蒸気が流れ込む「大気の川」と呼ばれる嵐が到来し、シアトルやポートランドを含む地域一帯に豪雨や洪水、河川の増水、さらには大雪をもたらす見通しだ。
週末までに最大15インチ(38センチ)の降雨が予想され、カスケード山脈の一部では雨量が最大18インチに達する可能性がある。米気象予報センター(WPC)の予報官アンドルー・オリソン氏は、これにより通常は洪水が発生しない多くの地域にも冠水の恐れがあると述べた。
雨は8日の日中に降り始め、夜間にかけて続く見通し。WPCの予報官リチャード・バン氏によると、 9日にはいったん弱まるものの、10日から11日にかけて再び激しい雨が降るという。
地域一帯に洪水警報や注意報が発令されている。今回の嵐は気温が比較的高い状況で発生するため、山岳部の高地を除き、おおむね雨となる見込みだ。
オリソン氏は「全体として見ると、数日間にわたり大雨が続くことになるだろう。今回の『大気の川』は規模が大きく、強い雨を長時間もたらすタイプのものになる」との見方を示した。
一方、バン氏は嵐が東へ進むにつれ、アイダホ州やモンタナ州にも暖気と降雨をもたらし、洪水を引き起こす可能性があると予想。「これはかなり長期にわたる現象となる」と語った。
原題:Atmospheric River to Flood Pacific Northwest Through Friday (1)(抜粋)
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2025 Bloomberg L.P.