米メディア大手パラマウント・スカイダンスは、同業のワーナー・ブラザース・ディスカバリーが公正な入札を実施していないと非難し、同社の対応は株主の最善の利益にかなっていないと指摘した。

パラマウントの代理人を務める弁護士は、ワーナーのデービッド・ザスラフ最高経営責任者(CEO)宛ての書簡で、同社がNetflixの提案を優遇していると述べた。

書簡は、ワーナーの「手続きは形式・実質の両面で公正さが失われており、株主に対する義務を放棄しているように思える」とし、「結論ありきで、特定の入札者を優遇する近視眼的なプロセスに踏み出している」と指摘した。

ブルームバーグは先に、Netflixは大半を現金とする買収提案を提示しており、提示額はパラマウントを上回っていると報じた。パラマウントとNetflix、コムキャストの3社は第2回入札ラウンドで今月1日に買収案を提出した。ワーナーの取締役会は提案の精査を続け、各社との協議も行っている。パラマウントの書簡についてはCNBCが先に報じていた。

パラマウントは書簡で、売却プロセスを主導し提案を検討する独立特別委員会について、利害関係のない取締役で構成されているかと問い、それは「重要なステップ」だと指摘した。

またパラマウントの弁護士は、売却プロセスの公正性が「取引後の役割を巡る一部経営陣の潜在的な個人的利益」や「最近の雇用契約の修正」により「損なわれている」と主張した。

パラマウントはまた、ワーナーの上級幹部が欧州連合(EU)当局者と会談したとの報道に言及し、「もしそのような会談が行われたのであれば、その意味するところは明白であり、パラマウントの提案に対する暗黙の抵抗、あるいは積極的な妨害さえ示している」と述べた。

これに対しワーナーは、パラマウントの書簡を取締役会と共有したとし、「ワーナー取締役会は受託者責任を最大限の注意を払って遂行しており、これまでも全面的かつ堅実に順守してきた。今後もそうしていく」と説明した。

パラマウントの広報担当者はコメントを控えた。

Photographer: Bloomberg

原題:Paramount Calls Warner Bros. Sale ‘Tainted’ in Letter to CEO (2)(抜粋)

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