ロシアのプーチン大統領はウクライナ和平計画をめぐるアメリカの特使との協議を受け、和平計画の一部は受け入れられないとして、「困難な作業だ」と述べました。
プーチン大統領は4日からのインド訪問を前にインドメディアのインタビューに応じ、モスクワで2日に行われたアメリカのウィットコフ特使との会談について「非常に有益だった」と述べました。
会談でアメリカ側が示した和平計画は「今年8月の米ロ首脳会談での合意に基づいたもの」だとし、今後は全体を4つのパートに分けて議論を進めていくと語りました。
一方で、和平計画の一部は受け入れられないとして、「困難な作業だ」と指摘。「対立する当事者間で何らかの合意に達するのは容易ではない」と強調しました。
領土問題などでロシアとウクライナの立場の隔たりが指摘されるなか、プーチン氏はロシアが一方的に併合したウクライナ東部と南部の4つの州について「我々が武力で解放するか、ウクライナ軍が撤退し戦闘を停止するのかのどちらかだ」と述べ、改めて強硬な姿勢を示しました。
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