(ブルームバーグ):銀価格がアジア時間3日に過去最高値を更新した。供給逼迫(ひっぱく)の持続や米国の利下げ観測を背景に投機的な買いが広がった。金相場も上昇した。
銀は一時0.8%上昇して1オンス=58.9471ドルに達し、2日前に付けた過去最高値58.84ドルを上回った。投資家の間では、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長候補指名や遅れていた経済指標の発表がトランプ米大統領の利下げ要請を後押しするとの見方が浮上。パウエルFRB議長の来年5月の任期満了の後は利下げペースが加速するとの見方が強まっている。
ブルームバーグの集計によると、銀を裏付けとする上場投資信託(ETF)の総保有残高は2日に約200トン増加し、2022年以来の高水準に達した。投資家の根強い関心を裏付ける動きとなった。
短期的には、今月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利下げ実施を投資家は織り込んでいる。金や銀は利息を生まないため、金利低下局面では相対的に魅力が高まる。
また、供給逼迫を見込む投機的な資金流入も銀価格を支えている。先月、ロンドン市場への銀流入量は過去最大を記録し、他の取引拠点に影響を及ぼした。上海先物取引所に関連する倉庫の在庫は最近、過去10年で最も少ない水準に落ち込んでいる。
原題:Silver Rises to Record on Supply Tightness, Fed Rate-Cut Bets(抜粋)
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