自動車メーカースズキの子会社が部品メーカーに対して「買いたたき」行為をしたとして、公正取引委員会が近く勧告する方針を固めたことが分かりました。
関係者によりますと、勧告を受けるのは静岡県磐田市にあるスズキの完全子会社「スニック」です。
スニックは遅くとも2024年以降、自動車の座席など部品の製造を委託していた下請け業者10社に安い値段で部品をつくるよう強制した疑いがもたれています。
自動車の部品は量産期間が終わると製造コストが上がるため単価が高くなりますが、スニックは下請け業者との交渉に応じず、同じ値段で製造するよう強制していたということです。
「買いたたき」による下請法違反で公正取引委員会が勧告を出せば、今回が初となります。
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