侮辱罪厳罰化も…絶えぬ被害 誹謗中傷どうすれば

響子さんの娘、木村花さん。響子さんの後を追って、女子プロレスラーの道を進みました。
しかし、2020年、民放のリアリティ番組に出演し、その言動をめぐってSNS上で誹謗中傷を受けました。
その年の5月、自ら命を絶ちました。22歳でした。
響子さんは、花さんを中傷した人たちを刑事告訴しましたが、侮辱罪に問われた男性に科されたのは、わずか9000円。
響子さんは、署名を募って侮辱罪の厳罰化を求めました。

元プロレスラー 木村響子さん(衆院法務委員会/2022年)
「加害者は指一つで人を傷つけて、心をえぐっているのにも関わらず、被害を受けた人は本当に普通の生活すらできなくなります。あまりにも理不尽ではないでしょうか」

花さんの死から2年後の2022年7月、侮辱罪の法定刑が引き上げられました。
元プロレスラー 木村響子さん
「侮辱罪が本当に犯罪だっていうことを知ってもらうために、抑止力として厳罰化というのはすごく力があるものなんじゃないかなと思ったんですよね、当時は…」

しかし、その後もSNS上では、誹謗中傷の被害が後を絶ちません。
兵庫県では、県知事の疑惑を県議会で調査していた県議が、SNS上で大量の誹謗中傷を受け、自ら命を絶ちました。
スポーツ選手やお笑いタレントも、SNS上での誹謗中傷に法的処置を検討すると明らかにするなど、状況は悪化の一途をたどっています。

総務省によると、被害相談の件数は2年連続で6000件を超え、高止まりが続いています。