(ブルームバーグ):キオクシアホールディングス株は26日、前日比15%安の8386円で取引を終えた。同社を巡っては、米投資ファンドのベインキャピタル系の株主が、持ち株の一部にあたる3600万株をブロックトレードで売却すると25日に発表していた。
今年の日本市場におけるブロックトレードで2番目の規模となる今回の取引は、キオクシアHDの株主であるプライベートエクイティー(PE)大手が引き続き保有株を削減する可能性を示唆している。
シティグループ証券アナリストの藤原毅郎氏は25日付の英文メモで、売却株はディスカウント価格で投資家に引き渡される可能性があり、当面の間、株価は下落する恐れがあると指摘していた。
キオクシアHDはNAND型メモリーの市況改善や人工知能(AI)向け需要の拡大期待を背景に、10月から11月には連日上場来高値を更新していたが、11月下旬にはAI関連銘柄への過熱警戒が再燃し急落する場面もあった。
ただ、中長期で見ればキオクシアHDを取り巻く環境は悪くない。9月末には北上工場(岩手県北上市)の第2製造棟が稼働し、「第9世代」と呼ばれる次世代メモリーを2025年度中に量産する予定だ。
藤原氏はNAND業界自体は好調で、リードタイム(納期)も延びていることから、今回の報道によって株価が軟化した場合には、むしろキオクシア株はより魅力的な買い銘柄になるとも述べた。
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