(ブルームバーグ):2008年の金融危機前に米住宅市場の崩壊に賭けた「世紀の空売り」で有名なマイケル・バーリ氏は、米半導体大手エヌビディアが自身の分析に反論したと報じられた後も、同社への批判的な姿勢を崩していない。
バーリ氏は先週、X(旧ツイッター)への投稿で、エヌビディアの株式報酬に伴う希薄化や自社株買いを問題視した。米紙バロンズの報道によると、エヌビディアは週末にウォール街のアナリスト向けメモを送り、こうした懸念の火消しに動いたという。
バーリ氏は24日、Xへの新たな投稿で自身の分析を支持し、今後も見解をタイムライン上で発信すると強調した。
バーリ氏およびエヌビディアからのコメントは得られていない。
バーリ氏はここ数週間、AI企業の循環取引や収益認識、ハイテク大手によるコンピューター機器の減価償却方法などを巡り、批判を強めている。エヌビディア株は24日に2.1%上昇したものの、10月下旬の最高値をなお12%下回る水準にある。
市場ではAIバブルを懸念する投資家の慎重姿勢が広がっている。一部の投資家は、エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)がAI開発企業との間で「循環取引」を行っていると懸念している。例えばエヌビディアはOpenAIに最大1000億ドル(約15兆7000億円)を投資し、OpenAIはその資金でエヌビディア製半導体を大量搭載したデータセンターを建設する計画だ。
こうした取引は、ドットコム時代の企業提携を想起させ、市場を過熱させるだけでなく、多数の企業の命運を連鎖させるリスクをはらんでいる。
原題:Burry Defends His Nvidia Criticism as Company Pushes Back(抜粋)
--取材協力:Dina Bass.
もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
©2025 Bloomberg L.P.