(ブルームバーグ):ベッセント米財務長官は23日、トランプ政権は米国の医療費抑制に取り組んでおり、この問題への対応策に関する新たな発表を週内に予定していると明らかにした。
ベッセント氏はNBCの番組「ミート・ザ・プレス」で、バンス副大統領が政府の生活費対策について「少しの忍耐を」と国民に呼びかけたことに関連して、「医療費は下がると考えている」と発言。その上で、「この件について今週発表がある」と語った。
トランプ大統領は先週、2025年末で補助金が失効することで医療保険料が急増する恐れがあるとして、1月30日までに対策をまとめたいと話していた。今月行われたバージニア州およびニュージャージー州知事選では、アフォーダビリティー(暮らし向き)を争点に掲げた民主党候補が勝利しており、26年の中間選挙を前にホワイトハウスへの圧力が強まっている。
ベッセント氏は具体的な内容には触れなかったが、トランプ氏は議会で進められている医療保険制度改革法(オバマケア)の保険料補助を延長する法案に反対しており、支援は国民に「直接」行うべきだとの考えを示している。
米政治メディアのポリティコによると、ホワイトハウスは近く、補助の2年延長と対象者の新たな制限を盛り込んだ政策枠組みを発表する見通しだという。
原題:Bessent Says Health-Care Announcement Coming This Week (1)(抜粋)
--取材協力:Skylar Woodhouse、Malcolm Scott.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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