暗号資産(仮想通貨)ビットコインは24日に下落。今週も軟調なスタートとなった。長引く売りに押され、このままいけば月間ベースでは2022年以降で最悪のパフォーマンスになると見込まれている。

週末にいったん持ち直したものの、24日午前の取引で一時2.3%下落し、短時間ながら8万6000ドルを割り込んだ。その後は下げ幅を縮小し、シンガポール時間午前10時24分(日本時間同11時24分)時点では8万7986ドルで取引されている。

21日に付けた安値の8万553ドルは上回っているものの、トレーダーの間に楽観的な見方は乏しい。トランプ米大統領が業界を支持しており、政策面で追い風が相次いだにもかかわらず、暗号資産市場全体では低迷が続いている。

オービット・マーケッツの共同創業者キャロライン・モーロン氏は「早朝の取引ではやや弱含んだが、値動きはかなり小さく通常のレンジ内にある」と指摘。今週は8万-9万ドルのレンジ内で推移する可能性が高いと予想し、市場は米金融当局の今後の金利決定に関する手がかりを探っていると付け加えた。

 

原題:Bitcoin Weakness Persists as Crypto Steadies After Bruising Week(抜粋)

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