米共和党のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員が2026年1月に議員を辞職すると表明した。同議員はトランプ大統領の盟友で熱心な支持者だったが、このところ両氏の確執は深まっていた。

グリーン氏は21日、X(旧ツイッター)への投稿で、最後の登院は1月5日になると明らかにした。

同氏は、性犯罪で起訴され勾留中に死亡した米実業家ジェフリー・エプスタイン氏に関連する資料公開を司法省に義務付ける法律制定を主導した共和党議員の一人だった。この取り組みがトランプ氏との対立につながり、トランプ氏はグリーン氏を裏切り者と呼んで、来年の中間選挙で適切な人物が対立候補となるなら支援すると発言していた。

グリーン氏は投稿で「自分には強い自尊心と誇りがあり、家族をとても大切にしている。私の愛する選挙区が、共に支えてきた大統領が仕掛ける攻撃的で憎しみに満ちた予備選に巻き込まれるのを望まない」と説明した。

ABCによると、トランプ氏は電話取材でグリーン氏の辞職を「米国にとって素晴らしいニュースだ」と述べ、発表前には知らされていなかったと語ったという。

グリーン氏は投稿で、「状況が良くなるのをただ待つ『虐げられた妻』にはならない」とし、「新たな道を進むことを楽しみにしている」と述べた。

原題:Marjorie Taylor Greene to Quit Congress After Trump Feud (1)(抜粋)

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