消化器外科医が20年で半減する──。
「盲腸の手術がすぐに受けられない」「がんの手術が3ヶ月待ち」 そんな未来が迫っています。
今回の1on1 Healthは、作家で消化器外科専門医の中山祐次郎さんをお迎えし、医療現場で起きている深刻な「外科医不足」の実態と若手医師は消化器外科を選ばない理由、私たちが自分の命を守るために今すぐできるがんの4割を予防する「6つの生活習慣」と最強の「検査」について解説します。
<出演者>
▽中山 祐次郎
消化器外科医、作家
1980年神奈川県生まれ。横浜で汽笛を聞きながら青春時代を過ごし、聖光学院中学・高等学校を卒業後、2年間の代々木ゼミナール横浜校での浪人生活を経て、鹿児島大学医学部医学科に入学。卒業後、がん・感染症センター都立駒込病院外科初期・後期研修を修了、同院大腸外科医師として勤務。2017年2月から福島県高野病院院長、2017年4月から福島県の総合南東北病院外科医長。2018年4月、京都大学大学院医学研究科で優秀賞を受賞し公衆衛生学修士。2021年10月より神奈川県茅ヶ崎市の湘南東部総合病院外科に勤務。2023年福島医大で医学博士。
参加手術件数は一年に約200件。専門は大腸がんや鼠径ヘルニアの手術、治療、外科教育、感染管理など。資格は外科専門医、消化器外科専門医、内視鏡外科技術認定資格(大腸)、臨床研修指導医、ロボット手術指導者資格(大腸プロクター)。
著書に新書「医者の本音」(2018年SBクリエイティブ 15万部)など、小説「泣くな研修医」(2019年幻冬舎)はシリーズ70万部超のベストセラーになりテレビ朝日系列で連続ドラマ化された。医師向け教科書「恥をかかない 5年目までのコンサルト」や「ダヴィンチ導入完全マニュアル」「ラパS」「ロボット支援下結腸切除術」、監修に看護学生向け教科書「ズボラな学生の看護実習本 ずぼかん」など。
▽市川衛
医療の翻訳家
東京大学医学部健康科学看護学科卒、元NHKディレクター。2016年スタンフォード大学客員研究員を経て、2021年にNHKを退職。
“医療の翻訳家” として、医療・健康・いのちに関わる難しい情報を、わかりやすく、役に立つ形で翻訳して多くの人に届けることを人生の目標として、執筆やメディア活動、大学の教員などの活動をしている。
現在、武蔵大学社会学部メディア社会学科准教授、広島大学医学部客員准教授、READYFOR株式会社認定パートナーも務める。
<収録日>
2025年11月6日