クリスマス商戦の前哨戦ともいえるブラックフライデーセール。消費が弱まる11月の救世主となるのでしょうか?
客
「びっくりしました、フライデーと言いつつ。金曜日じゃないですよね?」
もはや“金曜日”じゃなくても、始まっているんです。きょう、イトーヨーカドーはブラックフライデーセールをスタート。
記者
「ブラックフライデーということで、こんな真っ黒な鶏肉まで登場しました」
思い切って真っ黒にしちゃったブラックペッパー味のカツレツ用むね肉や、「黒」毛和牛ステーキも。
イトーヨーカ堂 営業企画室 中村哲士 室長
「『いつもの商品をいつもよりお得に』をテーマに、晩ごはんの食卓のメインになるような商材を増やしているのが特徴」
見た目だけではなく価格にも「黒」をかけて、▼刺身用のきはだまぐろは3柵はいって税抜き960円。通常価格よりもおよそ半額です。さらに「黒い」セールに乗っかって「赤色」の食品まで最大2割ほどお得に。
客
「同じ量を買っても、値段が倍ぐらいになっていることも多い。会計でびっくりすることが最近は多い」
値上がりしても生きる上では欠かせない「食品」。その一方で、節約するのは「嗜好品」です。
客
「家電とかグッズ、普段買わないものが値引きされていると買おうと“意欲”がわく」
そんな意欲をかき立てるように、こちらの大手スーパーはブラックフライデーでおよそ2000品目を展開。防寒着や羽毛布団などが半額です。
客
「半額の(コート)をいただきました。だから1万2800円→6000円。ラッキーでした」
民間の調査機関は「年末年始に向けた“引き締め意識”の高まりから今月の消費意欲は高まりきらない」としています。
セールの号砲が鳴ったブラックフライデー。消費を盛り上げることはできるのでしょうか?
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