三菱UFJフィナンシャル・グループはアメリカのOpenAIと連携し、自社アプリなどへのAIの導入を進めると発表しました。

三菱UFJフィナンシャル・グループが発表したのは、「ChatGPT」を開発するアメリカのAI大手、OpenAIとの連携です。

個人向けの金融サービス「エムット」に対話型の生成AIを組み込み、口座の開設やサービスの申し込みなどをチャットを通してAIがサポートする仕組みをつくります。

グループ各社のアプリにもAIを搭載し、利用客それぞれの状況に応じて、家計管理や資産運用などの相談ができる機能も、今後、導入する方針です。

また、来年1月以降は三菱UFJ銀行のすべての行員が社内の文書作成や顧客対応などの日常業務でAIを活用できるようにすることもあわせて発表しました。

三菱UFJフィナンシャル・グループの山本忠司常務は「MUFGはOpenAIとともにリテール領域における革新的な顧客体験の創出を目指す」と述べ、AIの活用で業務の効率化や顧客へのサービスの強化を図る考えです。