12日朝の外国為替市場の円相場は対ドルで154円台前半で推移。米国の政府機関再開への期待や株高がドルの支えとなっている。

東海東京インテリジェンス・ラボの柴田秀樹金利・為替シニアストラテジストは「米政府機関の閉鎖解除は時間の問題。リスクセントメントが改善して株やドルは買われやすい」と指摘。ドル・円の「下値は切り上がっており、上方向」との見方を示した。

11日の海外市場で円は一時153円67銭に上昇した。米企業は10月25日までの4週間に週平均で1万1250人を削減したとADPリサーチが発表し、労働市場の緩和懸念からドルが売られた。ドルはその後買い戻され、円は再び154円台に乗せた。

野村証券の後藤祐二朗チーフ為替ストラテジストは12日付リポートで「来週に向けた米指標の公表再開でドルの値動き回復が期待される」と指摘した。

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