(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、トランプ米大統領が求めるクックFRB理事解任を巡り21日に行われる米連邦最高裁の審理に出席する予定だ。事情に詳しい関係者が明らかにした。
最高裁は昨年10月、クック氏が理事の職を守るために起こした訴訟が係争中であるとして、クック氏の即時解任を認めるよう求めたトランプ氏の要求を退けた。この結果、クック氏は少なくとも最高裁が今週の口頭弁論後に判断を下すまで、職にとどまることになった。
トランプ氏は昨年8月、住宅ローン契約に関する詐欺疑惑を理由にクック氏の解任を通告した。クック氏は疑惑を否定している。
FRBの動向を注視する関係者や法曹関係者は、最高裁が今回下す判断が、FRB理事を解任する大統領権限と、FRBが政治的干渉を受けずに金利を決定する在り方に重大な影響を及ぼすとみている。
パウエル氏の最高裁審理出席予定については、AP通信が最初に報じていた。先週には司法省が、FRB本部改修工事や関連する議会証言を巡り、刑事訴追の可能性を示唆する大陪審への召喚状をFRBに送付しており、パウエル氏の最高裁審理への出席はさらに注目されることになる。
召喚状が送付される前は、パウエル氏は大統領を刺激しかねない公の発言を控える姿勢を示していた。12月10日の記者会見でクック氏の件について問われた際も、同氏は回答を避け、「われわれは法的な論評をする立場にない。係争中だ」と述べていた。
原題:Fed’s Powell Plans to Attend Cook’s Supreme Court Hearing(抜粋)
--取材協力:Amara Omeokwe.
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