(ブルームバーグ):著名デザイナーのNigo氏が創業したストリートファッションブランドのHUMAN MADE(ヒューマンメイド)は、新規株式公開(IPO)の仮条件が想定価格を上回った。
10日に開示した資料で明らかにした。仮条件は1株当たり3000-3130円に決定。想定価格の2920円から切り上がる価格帯にした。アセットマネジメントONEが株式を購入する予定で、三井住友DSアセットマネジメントやレオス・キャピタルワークス、MY.アルファ・マネジメントHKアドバイザーズ(MY.Alpha Management HK Advisors)といった機関投資家が株式購入への関心を表明した。投資家の需要を積み上げて最終的なIPO価格を17日に決定する。
仮条件上限を基にした、公募と売り出しの合計額に当たる市場からの資金吸収額(IPO金額)は178億円。時価総額は717億円となる見込みだ。IPOに際して株主であるNigoとして知られる長尾智明氏やアーティストのファレル・ウィリアムス氏などが保有株を売却する。ヒューマンメイドも新株を発行し、国内の新規出店や電子商取引(EC)システムの強化といった設備投資に資金を投じる予定だ。
ヒューマンメイドは11月27日に東京証券取引所グロース市場へ上場する予定で、案件全体を取り仕切る主幹事は野村証券とみずほ証券が共同で務める。
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