値上げに伴う“駆け込み需要”の反動で、ビール大手4社の11月のビール類の販売数量は各社減少しました。
ビール大手各社が発表した「発泡酒」や「第3のビール」を含むビール類全体の11月の販売数量は、去年と比べて▼キリンが8%、▼サッポロが7%、▼サントリーが2%とそれぞれ減少しました。販売金額を公表したアサヒも7%減少しました。
9月にビール類の価格が最大10%程度引き上げられる前に、ビールや発泡酒などをまとめ買いする“駆け込み需要”が起き、その反動から10月に続いて11月も販売が落ち込みました。
キリンによりますと、サッカーW杯関連の売り場を作っているスーパーや、試合を放映するスポーツバーなどの飲食店でビール類の需要が高まったことなどが影響し、11月下旬の販売は回復傾向だったということです。

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