今年で20回目を迎えるUNHCR=国連難民高等弁務官事務所が主催する「難民映画祭」が始まりました。
6日に始まった難民映画祭。東京都内の映画館で、オープニング上映イベントが行われました。
初日に上映されたのは、内戦が続くスーダンで戦火に飲まれる都市とその中で生き抜く人々の姿を追ったドキュメンタリー『ハルツーム』です。
この映画について、製作者は「未来のための貴重な記録として残り、歴史的な転換点に立つすべてのスーダンの人々に捧げる作品となることを心から願う」と語っています。
UNHCRによりますと、映画祭が始まった2006年には世界の難民・避難民の数はおよそ4000万人でしたが、現在は1億2000万人を超え、第2次世界大戦以降、最多となっていて、世界の人口の67人に1人が避難生活を強いられているということです。
国連UNHCR協会 川合雅幸 事務局長
「国際社会が人道支援も含め、再建に向けたサポートを継続していくことが重要だと感じている」
「難民映画祭」は東京と大阪の映画館のほか、オンラインでも上映される形で12月7日まで開催されます。
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