高支持率が背景? 公明「野党らしく質問できない」
これまでのパートナーだった公明党。連立解消後、初の高市総理との“論戦”です。注目度も高くひときわ大きな拍手が上がりました。

公明党・斉藤鉄夫 代表
「公明党の斉藤鉄夫です。公明党は政治改革への揺るぎない決意のもと、原点に立ち返り野党として新出発しました」
斉藤代表がまず高市総理に尋ねたのは「政治姿勢」です。

斉藤代表
「総理の“所信”は歴代総理と比べても、多様性の尊重・格差や孤独に寄り添う姿勢・包摂的社会作りへの決意が薄く、これまでの高市総理のご経験やご主張を思うと意外に感じた。そこで総理に包摂性や多様性の尊重に対する政治家としてのお考えを伺います」

高市総理
「多様性が尊重される、包摂的な社会を実現することは大変重要であると考えています。生き生きとした人生を享受できる共生社会の実現に向けて取り組みを着実に進めてまいります」
議員定数削減については…

斉藤代表
「比例区のみの削減という声も聞くが、それは多様性を排除し、少数の民意は切り捨てても構わないという考えで、民主主義の破壊に他なりません」

高市総理
「先般、自民党と日本維新の会との間で、1割を目標に衆議院議員定数を削減するため、成立を目指すとの内容の合意書を交わしました。議員定数の具体的な削減案の策定、及びその実現に向けましては、できるだけ幅広い賛同を得ることが重要です。各党・各会派とも真摯な議論を重ねていきたい」
5日の斉藤代表の質問について、公明党の幹部は…

公明党幹部
「高市さんの支持率が高すぎる。うちも野党らしく質問できないんだよ。ウィークポイントも『政治とカネ』の問題しかない。まあ国会で法案も出していないし、これからでしょ」
まずは様子見ということでしょうか?6日も代表質問が行われ、国会論戦は続きます。