(ブルームバーグ):ニューヨーク時間31日午前の取引で原油先物価格が上昇。米国がベネズエラの軍事拠点への攻撃を計画しているとの報道が材料視された。ベネズエラは石油輸出国機構(OPEC)加盟国。
ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は一時1.3%上昇。ウォール・ストリート・ジャーナル紙とマイアミ・ヘラルド紙は複数の米政府当局者や関係者の話として、トランプ政権は麻薬密輸に利用されている軍事施設などベネズエラ国内の攻撃目標を特定したと報じた。
軍事的緊張が高まれば、中国やインドから西欧にかけての主要経済圏に影響が及ぶ恐れがある。
この報道が伝わる前、WTI先物は前日比マイナス圏で推移していた。市場では、OPECと非加盟産油国で構成される「OPECプラス」の次回会合への関心も高い。一部の加盟国代表は今週、OPECプラスの次回会合について、3カ月連続での日量13万7000バレル増産が基本シナリオになると語っていた。
原題:Oil Rises on Reports US Plans to Strike OPEC Producer Venezuela(抜粋)
(第4段落以降を追加します)
--取材協力:John Deane.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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