東京電力ホールディングスは、新潟県の柏崎刈羽原発の再稼働について、「技術的な準備は整った」と発表しました。

東京電力では、柏崎刈羽原発6号機の再稼働に向けて準備を進めてきましたが、6月30日に原子炉内の制御棒1本に不具合が見つかったため、交換と点検を行いました。

その後、けさ(10月28日)までに原子炉の起動に必要な設備について、正常に稼働すると確認がとれたため、「起動にあたっての技術的な準備は整った」と発表しました。

東京電力は、「一つひとつ安全を最優先に確実に対応してまいります」とコメントしました。

再稼働をめぐっては、地元の同意が得られるかが焦点になっていて、新潟県の花角英世知事は県議会での議論などを踏まえて再稼働に対する態度を表明する方針です。