高市内閣肝いり「外国人政策」ポイントは「秩序ある共生」

高柳キャスター:
高市総理肝入りの外国人政策を担うのが、小野田紀美 経済安全保障担当大臣です。
経済安全保障担当大臣に加え、新しいポストである“外国人との秩序ある共生社会推進担当大臣”というポストにも就任しました。
高市氏ともかなり繋がりが強く、2025年の総裁選では、高市陣営のキャプテンを務めました。そしてXでは、外国人政策などの持論を発信しており、フォロワーは73万人を超えている人物です。
外国人政策においては、「秩序ある共生」がポイントになります。

室井祐作デスク:
これまで総裁選で各候補者の討論会などを見ていても、外国人政策は議論にはなりましたが、土地規制や入国規制といった“規制”の方に軸足が向いていて、野党からも「“共生”が全くなかった」という批判がありました。
そのため今回は「共生社会」、さらにポイントは「秩序ある」というところだと思います。ただ単純に共生をするのではなく、ルールをしっかり守ってもらう。そのために、「外国人の労働力は受け入れるが、しっかりとルールを守る」という政権の姿勢の表れだと見ています。
高柳キャスター:
その中で少し話題となったのが、21日の小野田大臣の総理官邸での取材対応です。
「すみませんNGで、ちょっと時間がなくて」という発言もありましたが、このあたりはどのようにご覧になりますか。
室井祐作デスク:
各大臣が取材対応に追われていた時に、唯一、小野田大臣だけが「取材NG」と出ていってしまったシーンが印象的でしたが、やはり好き嫌いが若干激しい方という印象を受けています。あまりメディア対応も好きではないという印象があります。
ですが、外国人労働力に関する施策については、昔からライフワークでやっていた方なので、その辺りの実績が今回評価されたと見ています。