（ブルームバーグ）：米アップルは、折りたたみ式の大型画面を備えた新型「iPad」の開発で技術的な課題に直面しており、導入時期が遅れる可能性が出ている。

同社はこの端末の開発を数年前から進めており、価格は約3000ドル（約46万円）と見込まれている。直近では2028年の発売を目標にしていた。しかし、事情に詳しい関係者によると、重さや機能、ディスプレー技術に関する課題が残っており、発売は2029年以降にずれ込む可能性がある。

アップルは韓国のサムスンディスプレーと協力し、約18インチのパネルを開発しているという。非公開情報であることを理由に関係者は匿名を条件に語った。このディスプレーは、折りたたみ式画面特有の折り目を最小限に抑える設計で、アップルが次世代の折りたたみ式iPhoneでも採用を検討している手法に近いという。

折りたたみiPadの開発計画は、革新的な新製品を市場に投入するというアップルの広範な取り組みの一環だ。

アップルの広報担当者はコメントを差し控えた。

原題：Apple’s Plan for Foldable iPad With Giant Screen Hits Snags（抜粋）

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