(ブルームバーグ):オーストラリアのアルバニージー首相は、20日に首都ワシントンでトランプ米大統領と会談し、レアアース(希土類)資源の供給網について協議する見通しだ。
アルバニージー首相は19日、米国に向かう前に「ホワイトハウスでトランプ大統領と前向きかつ建設的な会談ができることを楽しみにしている」と指摘。「今回の会談は、豪米関係を一層、強化・深化させる重要な機会だ」と述べた。首相は21日まで米国に滞在する。
訪米にはキング資源相とエアーズ産業・イノベーション相も一部の行程で同行する。
今回の会談は、トランプ政権が重要鉱物資源への関心を強める中で、米政府がオーストラリアの鉱山会社に出資する可能性が取り沙汰されるなど、戦略的関係の拡大が注目される情勢下で行われる。
またアルバニージー氏にとっては、中国のインド太平洋地域での軍事的拡張に対抗する目的で2021年に米英豪3カ国が締結した安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」の今後の行方も重要な焦点となる。
原題:Australia Prime Minister to Meet Trump With Rare Earths in Focus(抜粋)
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