議員定数の削減めぐり「腹が立ってしょうがない」

出水麻衣キャスター:
先ほど藤田共同代表が会見で、12項目のなかのいくつかは持ち帰る、消費税の減税と企業・団体献金の廃止という部分が折り合えていないと明言されていました。
このあともそこが1ミリも進まないなかで、再び総理指名選挙で高市さん(の名前)を書くとおっしゃっていますが、そこの気持ちに揺らぎはないのでしょうか。
日本維新の会 吉村洋文 代表:
今まだ協議中ですので、消費税と企業・団体献金の禁止について、考え方に溝があるのは間違いないところです。
ただ、それ以外の項目についても、先ほど申し上げた議員定数の削減なんて、自民党も民主党も約束しましたが、この間一切やってこなかったですから、僕は腹が立ってしょうがないんですよ。
維新の会として約束した議員定数の削減は、109から88まで実際に減らしました。もう大混乱になりましたが、それをやって、そこからさまざまな改革をやってきたというところもあります。
議員にとって最も嫌なのは議員定数削減ですが、僕はこういったところのほうに強い思いを持っています。

星浩さん:
連立と候補者調整についてお伺いします。
維新は大阪周辺から全国展開を進めてきて、大阪では全部勝ちましたが、それ以外のところで自民党と対決してきたわけです。今度、自民党と連立を組むとなると、自民党と対決した候補者たちは次から見捨てるということになるのでしょうか。
日本維新の会 吉村洋文 代表:
いや、選挙区調整や選挙のことはまだ先の話だと思っています。まずは政策協議がまとまるかどうか、ここだと思います。政策がやっぱり大切ですから。そこが根本なので。
井上キャスター:
吉村さん、今日はどうもありがとうございました。
政策に溝があるという部分は認めている。これをどうするのか時間がないなかで、明日(17日)も協議を行うということですが、どう動いていくのでしょうか。
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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ
福島県出身
政治記者歴30年