ビジネスや金融、時代のキーパーソンに話を聞く番組「CROSS DIG 1on1」。
今回はビッグテックとAI批判の急先鋒、元Google研究者として2万人規模の社内デモも率いた実力者、秘匿性の高いメッセージアプリ「Signal」のメレディス・ウィテカー代表への独占インタビューをお届けします。
韓国・ソウルで行われたプライバシーの国際会議会場にて行われた60分超の取材の模様を、ほぼノーカットでお送りします。
今の時代にプライバシーが大事な理由、AIが個人情報を食い尽くす脅威、一般市民でも暗号化された「Signal」のメッセージアプリを使うべき背景、さらにプライバシーが大事にされるビジネスモデルや組織構造の探求まで、幅広いテーマをカバーします。
生成AIが異様に盛り上がる今だからこそ、一度立ち止まってAIのメリット・デメリットを考える機会にしていただければと思います。便利さの裏に潜むリスクを理解し、賢い選択をする一助になれば幸いです。
◆トークテーマ◆
・メッセージングアプリ「Signal」の正体
・非営利団体が運営する理由
・「プライバシー」はなぜ重要か
・データを守る「暗号化」の意味
・プライバシー意識は変わりつつある
・「Signal」に人々が流れるきっかけ
・犯罪者も使う現状をどう考える?
・プライバシーは「基本的人権」
・AIはデータを「食い尽くす」
・AIエージェントは「監視社会」の始まり
・巨大な投資マネーでAIが膨張する
・AIは「神ではない」
・「邪悪になるな」グーグルは変わった
・利益追求と責任は両立するのか
・「非営利」は完璧な形ではない
◆出演◆
▼メレディス・ウィテカー(Meredith Whittaker)
シグナル財団(Signal Foundation)代表
Googleに10年以上勤務し、プロダクトや開発チームを統括。Open Research Groupの創設にもかかわる。米ホワイトハウスや米連邦通信委員会(FCC)、欧州議会のアドバイザー、ニューヨーク大学教授などを経て2022年から現職
▼中川 雅博
TBS CROSS DIG with Bloomberg ビジネスエディター
東洋経済新報社で『週刊東洋経済』『会社四季報』の記者・編集者として、自動車、航空、IT業界などを担当。その後NewsPicks編集部に移り、テクノロジー業界を取材。副編集長としてチームを統括。2025年1月にTBSテレビ入社、TBS CROSS DIGで企業・産業コンテンツを担当
X: https://x.com/mshrnakagawa
Mail: nakagawa.masahiro@tbs.co.jp
◆収録日◆
2025年9月16日