今、市販薬で薬物依存になる10代がこの10年で12倍にまで急増しています。
なぜドラッグストアで誰でも買える薬が「依存」を引き起こすのか?なにが問題になっているのか?「相談しよう」という安易な言葉が、なぜ彼らをさらに追い詰めてしまうのか。
薬物依存研究の第一人者である松本俊彦先生が、衝撃的なデータと共に、この問題の根深い構造と、私たち大人が本当にすべきことを徹底解説します。
<紹介した相談窓口>
《かくれてしまえばいいのです》
https://kakurega.lifelink.or.jp/
生きるのがしんどいと感じているこども・若者向けのWeb空間。死にたい気持ちを抱えながらも安心して存在できるオンライン上の居場所としてNPO法人ライフリンクが開設。匿名・無料で24時間利用できます。
《不安や悩みを抱える人の相談窓口》
https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/
厚生労働省のホームページ 「まもろうよこころ」では電話相談窓口やLINEなどのSNSやチャットで相談できる団体を紹介しています。
<出演者>
▽松本俊彦
精神科医
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長。1993年佐賀医科大学卒、横浜市立大学医学部附属病院精神科、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所司法精神医学研究部、同研究所自殺予防総合対策センターなどを経て、2015年より現職。
2017年より国立精神・神経医療研究センター病院薬物依存症センターセンター長。第7回日本アルコール・アディクション医学会柳田知司賞受賞、日本アルコール・アディクション医学会理事。
▽市川衛
医療の翻訳家
東京大学医学部健康科学看護学科卒、元NHKディレクター。2016年スタンフォード大学客員研究員を経て、2021年にNHKを退職。
“医療の翻訳家” として、医療・健康・いのちに関わる難しい情報を、わかりやすく、役に立つ形で翻訳して多くの人に届けることを人生の目標として、執筆やメディア活動、大学の教員などの活動をしている。
現在、武蔵大学社会学部メディア社会学科准教授、広島大学医学部客員准教授、READYFOR株式会社認定パートナーも務める。
<収録日>
2025年9月26日