(ブルームバーグ):欧州連合(EU)の首脳らは今週、コペンハーゲンで会合を開き、ドローンに対する防御網や防空システムを含む主要な防衛計画について協議する。
ロシア軍機による北大西洋条約機構(NATO)空域への侵入が相次ぐなか、こうした提案の緊急性は一段と高まっている。EUの行政執行機関である欧州委員会は29日に公表した文書で提案内容を明らかにした。
同文書で欧州委は「ウクライナに対する継続的な軍事侵攻やここ最近増加している加盟国への領空侵犯を踏まえると、欧州のドローンの壁と東部戦線の監視という2つの基幹プロジェクトは特に緊急性を要しており、迅速に推進される必要がある」と指摘している。
提案内容は10月1日のEUサミットで議論され、2030年までにEUの防衛力を強化するためのロードマップの基盤となる見通しだ。
原題:EU Leaders to Discuss Drone Wall to Ramp Up Defense Capacity
(抜粋)
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