石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスは、世界市場でのシェア回復に向けた戦略を継続する中、11月も増産する公算が大きい。計画に詳しい複数の関係者が明らかにした。

関係者らによれば、OPECプラスは10月5日のオンライン会合で、10月に予定されている日量13万7000バレルと同等以上の増産を検討する見通し。関係者らは、協議が非公開だとして匿名を条件に語った。

石油業界では供給過剰を懸念する声が上がっているものの、OPECプラスは日量166万バレルの供給停止分を段階的に復活させるプロセスを始めている。

これまでのところ、石油市場はOPECプラスの増産分を大きな混乱なく吸収しており、北海ブレント原油は今月3%上昇している。

関係者によると、最終決定はまだ下されておらず、10月5日の会合前に協議が変化する可能性もあるという。同会合の見通しについては、ロイター通信が先に報じた。

原題:OPEC+ Seen Likely to Approve Another Output Hike for November(抜粋)

--取材協力:Salma El Wardany.

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