北朝鮮の金正恩総書記はアメリカが非核化を要求することを放棄すれば向き合えないことはないとして対話の可能性に言及しました。

代議員の拍手に迎えられ、姿を見せる北朝鮮の金正恩総書記。朝鮮中央通信によりますと、20日から2日間にわたって開かれた最高人民会議で金総書記が21日、重要演説を行いました。

このなかで、金総書記は「核放棄して武装解除したあとアメリカが何をするのかは、世界がよく知っている」と述べ、核を絶対に手放さない姿勢を強調。

一方で、アメリカが北朝鮮に非核化を要求することを放棄するならば向き合えない理由はないと対話の可能性について言及するとともに、「個人的にはトランプ大統領に良い思い出がある」と述べています。

また、「秘密兵器を新たに保有した」と明らかにしましたが、詳細は分かっていません。

韓国については、決して一つにはなれない二つの国家であることを国の法律で制定すると述べました。