モノやサービスの価格を示す8月の全国の消費者物価指数は2.7%上昇しました。このうち値上がりが続く「コメ類」は69.7%の上昇となりました。

総務省が発表した8月の全国の消費者物価指数は変動の大きい生鮮食品を除く総合が111.6となり、去年8月と比べて2.7%上昇しました。

上昇率は前の月より0.4ポイント縮小し、9か月ぶりに2%台となりました。

政府の「電気・ガス料金負担軽減支援事業」が7月から開始したことで、電気代や都市ガス代が押し下げられたことが主な要因です。

一方、値上がりが止まらない「コメ類」は69.7%上昇。上昇率は前月と比べると縮小したものの、需給の引き締まりが続き、依然として高い水準で推移しています。

また、食料品を中心とした値上がりが続いていて、▼チョコレートが49.4%▼コーヒー豆が47.6%▼おにぎりが18.5%▼鶏卵が16.4%上昇したほか、携帯電話通信料は13.2%上昇しています。