米中央情報局(CIA)のエリス副長官は、政府機関閉鎖の長期化が米国家安全保障に重大なリスクをもたらす恐れがあると警告し、すでに一部の重要業務で資金難に直面していると明らかにした。

エリス氏は6日、ワシントンで開かれた保守系法律家団体フェデラリスト・ソサエティー主催の全米法律家大会で、閉鎖が長く続けば続くほど「国家安全保障への負荷は大きくなる」と述べた。

同氏によると、CIA職員の大半は必要不可欠な要員と見なされているため、現在も無給で勤務を続けているという。

エリス氏は「CIA職員は任務に献身して遂行し、米国民の安全確保に必要な情報の収集を続けてきた」とした上で、「だが、給与が支払われない期間が長引き、重要任務に必要な資金を支出できない状況が長く続けば続くほど、危険は増す」と警告した。

政府機関閉鎖が米史上最長の37日目を迎えた6日、空の便の混乱は拡大し、低所得層向け食料支援への懸念が高まる中でも共和、民主両党が週内に合意に達するとの見通しは後退した。

原題:CIA Deputy Warns Lengthy Shutdown Poses National Security Risks(抜粋)

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