(ブルームバーグ):12日の債券相場は下落。日本銀行の年内の利上げを意識した売りがやや優勢になっている。
ニッセイアセットマネジメント戦略運用部の三浦英一郎専門部長は、日銀は10月に利上げに踏み切ると予想。10月1日に公表される企業短期経済観測調査(短観)や3日に行われる植田和男総裁の大阪での講演などを経て、徐々に利上げに向けた機運が高まり、長期金利に上昇圧力が加わるとの見方を示す。
日米の財務相は12日、為替介入は為替レートの過度な変動に対処するためのものに限定するとする共同声明を発表。三浦氏は「米国側からすれば、円安を止めるのに為替介入ではなく、日銀の利上げで対応すべきだというメッセージが込められている可能性もある」と指摘した。

流動性供給入札
- 対象は残存期間5年超15.5年以下
- 発行予定額は6500億円程度
- 備考:流動性供給の過去の入札結果(表)
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