(ブルームバーグ):米メディア大手パラマウント・スカイダンスは、レジェンダリー・エンターテインメントの今後の映画作品を劇場配給する3年契約を結んだ。数週間前に新経営陣が始動して以来、同社は相次ぎ提携を発表している。
4日の両社の発表によると、今回の契約に基づく最初の配給作品は、人気ゲームシリーズ「ストリートファイター」を原作とする映画で、2026年10月に公開予定。
8月のスカイダンス・メディアによるパラマウントの経営権取得で最高経営責任者(CEO)に就任したデービッド・エリソン氏は劇場公開作品を年間約20本へと倍増させる計画で、今回の契約で弾みを付ける。
パラマウントは今週、人気ビデオゲーム「コール・オブ・デューティ(Call of Duty=CoD)」を原作とした映画の製作計画を発表。米総合格闘技団体UFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)の試合を独占配信する7年契約も締結している。
アポロ・グローバル・マネジメントが出資するレジェンダリーは、これまでにクリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」3部作をはじめ、近年では「デューン」シリーズや「マインクラフト/ザ・ムービー」などを製作してきた。
これらの作品や、ゴジラとキングコングを題材とする映画は、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーが劇場配給しており、今後のシリーズ続編についても同社が引き続き配給権を保有する。
レジェンダリーはこのほか、ハズブロのカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」や、核戦争が題材のベストセラー書籍「Nuclear War: A Scenario」の映画化企画も進めている。
原題:Paramount Bolsters Movie Slate With Deal for Legendary’s Films(抜粋)
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