(ブルームバーグ):5日の東京株式相場は上昇。トランプ米大統領が日本との貿易合意を実施する大統領令に署名したことで買い安心感が広がった。日経平均株価は前日に続いて一時600円を超える値上がりとなった。
米国で労働市場の減速感から利下げ期待が高まる中、非製造業の景況指数が景気の底堅さを示したことも好感された。自動車や電機、精密機器などの輸出関連、ゴム製品や非鉄金属、鉄鋼など素材株に買いが先行し、商社や海運も高い。
トヨタ自動車が一時3.5%高となるなど自動車株が軒並み上昇。レイリアント・グローバル・アドバイザーズのポートフォリオ・マネジメント部長、フィリップ・ウール氏は、「15%の関税率がついに確定したことは、実質的に最後のリスクを取り除くものだ」とし、「関税リスクが最も重くのしかかっていた自動車セクターにとって朗報だ」と述べた。
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- 東証33業種中22業種が上昇、精密機器が上昇率トップ、空運は下落率トップ
- MSCIアジア太平洋指数は0.7%高
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