米マクドナルドのクリス・ケンプチンスキー最高経営責任者(CEO)は、米国の評価が国際的に低下する中、世界の消費者が米国ブランドを敬遠する動きが広がっているとの見方を示した。

ケプチンスキー氏は2日、CNBCとのインタビューで、同社が米国およびマクドナルドのブランドに対する消費者の認識を世界的に調査していることを明らかにした。その上で「米国の威光はやや薄れた」と語った。

同氏は、マクドナルドは伝統的に米国を象徴するブランドと見なされてきたと指摘。その一方で同社のデータによれば、マクドナルドに対する消費者の評価は悪化しておらず、長年にわたり国外で事業展開してきたことが奏功しているのかもしれないと述べた。

同社は現在、100カ国・地域余りで事業を展開している。ケンプチンスキー氏は、それぞれの地域社会でブランドの存在感を一層高めることに注力する方針を示した。

原題:McDonald’s CEO Says American Brands’ Reputations Have ‘Dimmed’(抜粋)

--取材協力:Daniela Sirtori.

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