(ブルームバーグ):1日の東京株式相場は下落。米国株市場でエヌビディアやデル・テクノロジーズなどバリュエーションの高い半導体やデータセンター関連株が売られた流れが波及し、電機や機械、情報・通信、非鉄金属株など人工知能(AI)や半導体関連株に売りが膨らんでいる。
TOPIXの下落に最も寄与しているのはソフトバンクグループ。指数構成銘柄1680銘柄のうち905銘柄が上昇、712銘柄が下落。
三井住友トラスト・アセットマネジメントの上野裕之チーフストラテジストは、エヌビディア のようなAI・半導体銘柄がこれほど先行してきたことを考えると「警戒感が出てきた」と話した。
一方、医薬品や食品など内需関連株は高く、TOPIXは上昇に転じる場面もあった。トランプ関税が違法と米連邦高裁が判断したことが投資家心理を下支えしている。
東海東京インテリジェンス・ラボの平川昇二チーフグローバルストラテジストは、トランプ関税が違法とされたことで、関税分を支払わなくてもよくなる可能性があり、株式市場にとってプラスとみている。
インサイト
- 東証33業種中、18業種が下落、非鉄金属が下落率トップ、鉱業は上昇率トップ
- MSCIアジア太平洋指数は0.1%安
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