お値段から世の中の動きを読み解いていくコーナー「きょうのお値段」。今回は、蔦屋書店のシェアラウンジ、1時間の利用料金「2420円」です。

アルコール片手に…フリードリンクのブックラウンジ

出水麻衣キャスター:
ここ最近、“本のラウンジ”が増えているようです。

東京・渋谷区には飲み物を片手に本を楽しむことができる“フリードリンクのラウンジ”があるんです。

【代官山 蔦屋書店「SHARE LOUNGE」】
・購入前の本は3冊まで持ち込み可能
・ソフトドリンクプラン:1時間 1870円
・アルコールプラン:(生ビールやハイボールなど)1時間2420円
(パンなどもフリー)

井上貴博キャスター:
AIでも様々な情報を得ることができますが、これは過去の自分の趣味嗜好の適正化でしかないんですよね。一方、本屋には「こういう本があるのか」といった偶然の出会いがあります。それが本屋の良さですよね。

寝落ちOK「眠る瞬間」を体験

出水キャスター:
本を読むと眠くなるという方におすすめの、“寝落ちOKのラウンジ”があります。

コンセプトは「泊まれる本屋」ということで、一部がカプセルホテルのようになっているのです。

【東京・新宿 BOOK AND BED TOKYO SHINJUKU】
2500冊以上の書籍
・1泊:8000円~
・デイユース:1時間500円(+1オーダー)

担当者は「『本を読みながらいつのまにか眠ってしまう瞬間』を体験として提供したい」といいます。

文芸評論家 三宅香帆さん:
本を買ったけど「どこで読もうかな」と悩む人も多いのではないでしょうか。そんな時に本を買ってそのままシェアラウンジや、ブックホテルといった本を読む場所があると「読み切れたら嬉しいな」と感じて、また本を買いたくなるという循環があるのかなと思います。