（ブルームバーグ）：麻生派に属する斎藤洋明財務副大臣は31日、自民党総裁選の前倒しに賛成すると自身のＸ（旧ツイッター）に投稿した。また、任命権者より求められれば副大臣を辞任する意向も示した。

斎藤氏は一連の選挙結果が示した民意に対して、「政治的責任を明らかにすべきだ」と主張。総裁が交代しても自民党の改革は不可欠で「リーダーがまず率先して責任を明確にすべき」と訴えた。

自民党内では、参院選敗北を受けて総裁選の前倒しを求める声が広がっている。一方、石破茂内閣の支持率が報道各社の世論調査で軒並み上昇している。こうした中、現職副大臣による発信は、党内に一石を投じる可能性がある。

自民党は参院選総括後の９月上旬にも臨時総裁選実施について党所属議員らの意思確認を実施する。総裁選の前倒しには、衆参両院議員と都道府県連代表の一定数による要求が必要。要求した国会議員と党道府県連名を公表する。

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