シタデル・セキュリティーズは、4-6月(第2四半期)に純トレーディング収入が減少。ただし上期の収入は過去最高を記録した。地政学的な緊張やトランプ米政権の関税措置がもたらしたボラティリティーが寄与した格好となった。

事情に詳しい関係者によると、第2四半期の純トレーディング収入は8.4%減の23億9000万ドル(約3500億円)。第1四半期の好調な業績によって、上期の純トレーディング収入は57億7000万ドルに達した。情報が非公開だとして、関係者は匿名を条件に述べた。

トランプ大統領が関税措置を導入して以降、取引量は高水準を維持しており、銀行やマーケットメーカーの収益を押し上げている。非公開企業であるシタデル・セキュリティーズは新たな資産クラスや地域への展開を進めている。

同社の広報担当者は、上期の業績に関するコメントを控えた。

関係者によると、上期の純利益も20%増の26億6000万ドルと、過去最高だった。一方、第2四半期の純利益は23%減の9億2200万ドルだった。

原題:Citadel Securities’ Second-Quarter Trading Revenue Slumps 8.4%

(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.