私たちの手取りと医療の関係は?
千葉大学附属病院の吉村健佑特任教授が、複雑な医療制度の仕組みを分かりやすく解説します。

国民医療費は20年あまりで約30兆円から約50兆円に急増し、社会保険料の負担も年々重くなっています。一方で、多くの病院が赤字経営に陥り、医療提供体制の維持が困難な状況です。
動画では、医療の「トリレンマ」(コスト・質・アクセス)や、負担と給付のバランス、各政党の医療政策の違いを詳しく分析。さらに、病院集約化の必要性などを考えます。

<出演者>
▽吉村健佑
千葉大学医学部附属病院 次世代医療構想センター センター長・特任教授
千葉大学医学部卒、東京大学大学院・千葉大学大学院修了。 精神科医・産業医の研鑽を積んだのち、厚生労働省に入省。主に医療情報に関連した政策と制度設計に関わる。2018年より千葉大学病院にて病院経営の教育研究を行い、同時に千葉県庁にて医療政策の実務を行う。 現在、千葉大学病院 次世代医療構想センター長・特任教授。 専門は医療情報、医療政策、精神保健。 精神保健指定医、公衆衛生学修士、医学博士、労働衛生コンサルタント。

▽市川衛
医療の翻訳家
東京大学医学部健康科学看護学科卒、元NHKディレクター。2016年スタンフォード大学客員研究員を経て、2021年にNHKを退職。
“医療の翻訳家” として、医療・健康・いのちに関わる難しい情報を、わかりやすく、役に立つ形で翻訳して多くの人に届けることを人生の目標として、執筆やメディア活動、大学の教員などの活動をしている。
現在、武蔵大学社会学部メディア社会学科准教授、広島大学医学部客員准教授、READYFOR株式会社認定パートナーも務める。

<収録日>
2025年8月8日