米スーパーマーケット・チェーンのクローガーは、コーポレート部門で約1000人をレイオフする。同業アルバートソンとの合併計画が頓挫したクローガーは、コスト削減と事業の簡素化を進める。

ロン・サージェント暫定最高経営責任者(CEO)は26日、従業員に宛てた文書で、全米を対象に組織再編を実施すると説明した。

サージェント氏は文書で、「こうした決断は決して容易なことではないが、組織を今後も成功へ導くためには思慮深いながらも困難な選択が必要だと理解している」と記した。また削減で得られた資金を値下げや新規出店、店舗レベルでの雇用創出など他の分野に再投資すると説明した。

届け出によれば、クローガーは2月時点で40万9000人余りを雇用しており、その大半は店舗で勤務している。コーポレート部門の従業員数については開示を控えた。

サージェント氏は、会社として事業の優先事項を新たに設定する一方、中核となる小売事業に貢献していないプロジェクトは停止すると説明。ただ詳細は示さなかった。

原題:Kroger Lays Off 1,000 Corporate Workers in Cost-Cutting Move(抜粋)

--取材協力:Spencer Soper.

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