(ブルームバーグ):音楽界のスーパースター、テイラー・スウィフトさんと米プロフットボール選手のトラビス・ケルシーさんが26日、インスタグラムへの投稿で婚約を発表した。投稿には1時間足らずで710万件の「いいね」が寄せられた。
2人は共同投稿に5枚の写真を掲載。花に囲まれた庭園でケルシーさんが大きなダイヤモンドの指輪を差し出し、スウィフトさんにプロポーズする様子が写っている。「あなたの英語の先生と体育の先生が結婚します」とコメントを添えた。
婚約発表はファッション誌「ヴォーグ」からスポーツ専門局ESPNまで幅広い媒体で取り上げられた。スウィフトさんのインスタグラムのフォロワー数は2億8000万人に上る。
トランプ米大統領も婚約を発表した2人に「幸運を祈る」と祝意を示した。ホワイトハウスで記者から質問を受けた際に、「彼は素晴らしい選手だ。優れた人物だと思うし、彼女も素晴らしい人だと思う」と述べた。
トランプ氏はこれまで、民主党の政治家を支持してきたスウィフトさんを批判していた経緯がある。スウィフトさんが昨年の大統領選で民主党候補のカマラ・ハリス氏を支持すると表明した後、トランプ氏はソーシャルメディアに「私はテイラー・スウィフトが大嫌いだ!」と投稿。今月には、スウィフトさんを女優のシドニー・スウィーニーさんと比較し「スウィフトはもはや魅力的ではない」と書き込み、「彼女には我慢ならない」とも記していた。
スウィフトさんは世界的に人気を誇るミュージシャンで、コンサート「エラズ・ツアー」の成功を背景にビリオネアとなった。ケルシーさんはプロフットボールNFLのカンザスシティー・チーフスでタイトエンド(TE)として活躍し、王座決定戦スーパーボウルで3度の優勝を経験している。
2人が知り合ったきっかけは、ケルシー選手がスウィフトさんのエラズ公演に足を運んだことだった。ケルシー選手は自身の電話番号を書いた友情ブレスレットを用意していたが、舞台裏で会うことはかなわなかった。その後、この体験を自身のポッドキャストで語ったことが縁となり、スウィフトさんと再会。2023年から交際を続けている。

原題:Taylor Swift Turns Her Engagement Into Another Media Coup (1)、Trump Wishes Swift, Kelce ‘A Lot of Luck’ on Engagement(抜粋)
(第4-5段落を追加し、更新します)
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