ヘッジファンド会社、エクソダスポイント・キャピタル・マネジメントは、香港の中環(セントラル)地区のビルで新たに1フロアを賃借した。商業用オフィス賃料の下落を活用して拠点を拡大した。

事情に詳しい関係者によると、同社が新たに契約したのは豐盛創建大廈(プロスパリティ・タワー)の約5400平方フィート(約502平方メートル)のフロアで、華懋中心2(トゥー・チャイナケム・セントラル)にある現在のオフィスの2倍の広さがある。

エクソダスポイントの広報担当者はコメントを控えた。

アジア有数の金融ハブである香港・中環地区のオフィス賃料は、2019年のピーク時からほぼ45%下落しており、今年後半にさらに5%の下落が見込まれる。ジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)の7月のリポートによれば、資産運用会社などが香港で拡張を進めている。

今年に入り、ポイント72アセット・マネジメント、ジェーン・ストリート・グループ、ミレニアム・マネジメントが出資する新ヘッジファンド、エオニア(Aeonea)なども、香港で新たなオフィス契約を結んでいる。

原題:Hedge Fund ExodusPoint Expands Hong Kong Office on Cheaper Rents(抜粋)

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